堀越店長は綺麗好きだ。
おうちなんかもうピッカピカだ!
茨城からやってくる
しがないうたうたいの
俺をいつも泊めてくれるのだ。
ただトイレを借りる時の緊張感は
ライブのそれとはまた別の感じで
「絶対に外しては行けない」照準を合わせ座りながら飛沫を飛ばさないように、、、
常に七割のペースで事を致す。職人芸がそこにある。
堀越さんはいろんなことを教えてくれる。
曲が終わった後、どの間で「ありがとう」を言ったら一番伝わるのかとか、
どんな時にカメラのシャッターを押すのかとか、
セブンイレブンの和風ハンバーグにポン酢をブーストすると凄い美味い!とか、
大切なことからくだらないことまで
朝が来るまで一緒に話しをする。
一緒に酒を飲んでくれる。
「また歌いに来ます」
こんなに気持ちよく
伝えられるライブハウスがある事が
どれだけ救いで、感謝しかないか、
俺の拙い下手くそな文章でちゃんと伝えられているのだろうか???
二日酔いのまま広瀬川を渡る。
少しずつ土地勘もついてきた。
美味いカツ丼が食べられる「武田屋」というお蕎麦屋さんも見つけた。
薬局にももうGoogleマップを開かなくても
余裕でたどり着く。
龍角散ダイレクトと酔い覚ましのコーヒーを買って
次の街へ行く準備をする
まだまだみんなが知ってるうたうたいには
なれないが、確実にこの街で出会った人がいて、歌を聴いてくれた人がいて、
一緒にライブをやってくれた地元のミュージシャン達がいる。
名前はすぐには大きくならない
「こいつ誰?」なんて空気当たり前。
だからこそ気持ちを伝える事、
うたを歌うことには一生懸命でありたい。
そうやって繋がっていった人たちが
沢山いる。
しがないうたうたいの宝物だ。
みんないいやつで
大切な人たちだ。
大好きな街だ。
8月の末に新しいCD出す。
もう一度全国ツアーをやる。
9月の7日には長町rippleも決まっている。
今度はどんな人に会えるだろうか。
どんな歌が歌えるだろうか。
そして再会を願いながら乾杯を想像する。
とっても楽しみ。
広瀬川を渡る準備をそろそろしなくちゃな。
茨城は水戸から 大谷修登
■BAND: —
■PART: Vo. / Gt.
■NAME: 大谷修登 / Shuto Ohya
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