2021年6月 / BAND コラム

BAND コラム

みなさん、こんにちわ、はじめまして。
EGNISH/THE KINGSTON TOASTERSのギターを担当しているまさぷると申します。
コロナ禍でたくさんの制限がある中で、皆さん元気にお過ごしでしょうか。

さて、昨今の某ウイルスの影響により、私自身、ライブができずに1年半以上が過ぎてしまいました。

新潟県の田舎町、米どころ魚沼市(旧小出町)で生まれ育ち、
本気でバンドをやるなら上京するしかないと、高校卒業と同時に上京し、
常にバンド中心の生活を行ってきた自分にとっては、1年半ライブハウスから離れていることなんて、
今まで一度もありませんでした。※今は仙台在中です

……が、音楽やライブがなくても、この通り、生きてはいます。
生きてはいますし、それなりに毎日必死にできることをして充実した生活を送っています。

と、いうことは、はっきり言って音楽やライブがなくても、人は生きていけるのでしょう。
音楽やライブというのは、ガス、水道、電気、衣食住のような絶対的存在ではないようです。

しかしながら、この、昨今巷で言われているような新しい価値観、新しい生活とやらの中、
毎日を生きていく中で、気づいたことがあります。

それは、音楽というものの本質は人生や生活を彩るものであり、豊かにするものなのではないか、と。

遠い昔に、上京する自分に対して、父が言っていた言葉があります。

「ギターやバンド、音楽で成功できるのは本当に一握りの人たちだ。
もしお前が有名になれなかったとしても、バンドやギターを一生懸命続けていれば、
その経験は、その後の生活を豊かにしてくれるだろう。」

当時はこの言葉を深く考えず、よく理解できないでいましたが、今は、本当にその通りだなあと思います。

我々の生活や人生に多大な影響を与えているウイルスに気づかせられるとは、
なんとも皮肉な話ではありますが、
今、我慢を強いられ、乾ききった心や生活に、潤いや色どりを与えてくれるのは、間違いなく音楽だろうと
自分は信じています。

配信がどんなに発達し、聴きたいと願えば即聴くことができるサブスクがどんなに普及しようとも、
ライブを体感することで得られるものに勝るものはありません。

僕は、このウイルス騒動が沈静化した後、バンドブームが来ると思っています。

外出自粛で生の体験から遠ざかった人たちが求めるもの。
それは、「ライブ」であると思います。

ライブハウスにとっては本当に大変な時期が続いていると思いますが、
なんとかこの苦難を乗り越えていただき、近い将来には笑って話せるときが来ることを願います。

なんの制限もなく、今までの様にライブが楽しめる時がきたら、みんなで乾杯でもしましょう。

おしまい

■BAND: EGNISH / KINGSTON TOASTERS
■PART: Guitar
■NAME: まさぷる / Masapuru

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